「G線上の魔王」評価と感想

「G線上の魔王」の評価と感想

評価

ブランドあかべぇそふとつぅ
発売日2008年
ジャンルシナリオ系、ダーク系、音楽系、ミステリアス系
総合評価A-
評価内訳音楽:A シナリオ:A- 絵:B- 演出:A キャラ:A システム:C H度:C 時間:35h

あらすじ

 真冬。
 粉雪の舞う大都市に’魔王’が出没した。
望みは、無論、人間社会の崩壊である。

主人公・浅井京介は、学園に通うかたわら、養父のビジネスを手伝って、 存外な大金を動かしていた。
倣岸な養父に影響を受けた彼は、才能を余すところなく発揮して、 ついには有名企業のブレインとしての顔を持つようになっていた。
けれど、彼は普段はクラシックを愛するひょうきんで明るい青年である。 クラスメイトの椿姫と義理の妹の花音、親友の栄一に囲まれながら、 楽しい学園生活を送っている。

そんな京介の平凡な日常にも、危機が迫っていた。
花音の出場するフィギュアスケートの全国大会が脅迫され、 椿姫はずっと守ってきた住居から立ち退かされる。
学園では謎の集団が人質を取って立て篭り、 市内でも裕福層の子供たちが次々と失踪していく。 一連の事件はすべて、地下都市を根城とする’魔王’の仕業だという。

そんなとき、一人の少女が訪ねてくる。
少女は、正体不明の’魔王’をあぶりだすべく、 頭脳を駆使した心理戦をしかけていった。
流れるような長髪の美少女、宇佐美ハル。
彼女こそが、京介の忌まわしき少年時代を、ともに戦ってくれた’勇者’だった。

十年ぶりの再会――
いま、命をかけた純愛ドラマの幕が上がる――

●曲名:Answer 歌手:片霧烈火

ギャラリー

●絵師:有葉  

キャラクター

浅井 京介(あざい きょうすけ)
昼と夜で別の顔を持つ本作品の主人公。クラシックをこよなく愛する明るい性格で、特にバッハへの偏愛ぶりはかなりのものがある。一方で壮絶な家庭環境と幼少期の経験から、常人とは違う価値観を持ち、義父である権三の教育も相まって、金と貸し借りには几帳面である。しかし、普段から些細な事柄に対する物忘れがひどく、知人との約束でさえ放棄してしまうことがしばしばある。一応飲酒と喫煙が許されている年齢らしい。

宇佐美 ハル(うさみ はる) CV.かわしまりの
「魔王」を追って京介たちの学園に来た転校生。「勇者」を自称し、ぼさぼさのロングヘアーを無造作に流し、ぼんやりとマイペースな風情で人と接するが、交わされる会話の僅かな矛盾や嘘を即座に指摘できる怜悧な頭脳と、冷静さを欠かさず大局を見渡せる思慮深さを持つ切れ者。「魔王」を追って全国各地を転々とするほど彼に執着する一方、なぜか京介を試すような言動がみられる。

美輪 椿姫(みわ つばき) CV.紫華すみれ
主人公のクラスメイト。メモ(日記)を書くのが趣味で、日常会話でも「~でした○(まる)」と日記のような口調になることがある。ケータイを持たないアナログ派で、幼い弟妹たちの世話を病弱な母に代わって焼きながら大家族の中心として一家を支え続けている。他人を疑うことをしない、純粋無垢な性格。

浅井 花音(あざい かのん) CV.河合春華
主人公の義理の妹。フィギュア選手で、同じくフィギュア選手だった母の影響下で厳しい修練を積みオリンピック代表候補の筆頭にまで登り詰めた。しかし天才肌な演技とは裏腹に性格はマイペースかつ言動はざっくばらん。一人称は「のんちゃん」。かなりのブラコンであり、周囲を気にしない性格もあってか京介の都合も考えず大胆な言動で甘えてくる。

白鳥 水羽(しらとり みずは) CV.海原エレナ
主人公のクラスメイト。京介の通う学園の理事長の娘。容姿端麗で朝に花の水やりをするような女子だが、人を拒絶するような表情と口数の少なさに加え、その立場もあってか親しい友人もいない。特に裏の顔があることを知っている京介に対しては冷たく当たる。

魔王(まおう) CV.ほうでん亭らっぱ
ハルが長年追い続ける謎の男。本作の舞台である富万別(とまんべつ)市に本社を置く山王物産で企業戦略家を務める傍ら、ハルや京介たちを挑発するように様々な事件を引き起こす。時に自ら姿をちらつかせて彼らを翻弄し、罪を犯してもあまり罰せられない未成年者や外国人を自分の手足にして行動を完遂するなど、尻尾を掴ませることなく動く天才的な犯罪者。その目的や彼の過去、そして彼自身の正体は謎に包まれている。

感想

音楽:A

OP曲、ED曲、BGM曲どれをとっても最高!OP曲「Answer」、ED曲「Close Your Eyes…」、BGM曲「闘争」が特に良い!OP曲はカラオケのJOYSOUNDにムービー付きであるで毎回歌う(笑)

シナリオ:A-

シナリオの流れは以下の通りです。
共通→椿姫→花音→水羽→ハル 
基本的に順番に進むので問題ない。 

 この作品をプレイして思ったことは「デスノート」に似てるな~です(笑)
別に貶しているわけではなく、単純に結構似てるな~って思っただけです。デスノート自体めっちゃ好きですしね。
 本題に戻ると、この作品は魔王を追っていく中で様々な事件に巻き込まれ、解決していく中で魔王の正体を暴いていく感じになります。まずプレイして誰もが魔王の正体について騙されます。というか、製作者側が敢えてそう見えるようにしています。そこがまた良いです。また、事件のトリック等も緻密に練られており納得のいくものだった。
 最後正直今まであまり活躍しなかった主人公がハルのために罪を被るシーンが個人的には大好物の展開なのでそこだけで評価が高くなっているのも認めます(笑)
 この作品は結構万人受けする作品だと思うので是非皆さんにもプレイしてほしいです。

絵(グラフィック):B-

キャラの絵は普通ぐらい。ちょっと昔を感じるような絵。水羽は可愛かった…

演出:A

BGMと推理パートが最高に良かった。魔王とハルの駆け引きの演出が良く、常に手に汗を握るような感じだった。あと最後のシーンでED曲「Close Your Eyes…」が流れるのは反則…

キャラ:A

魔王とハルのキャラが強烈すぎて他のキャラの印象が薄いイメージ。その分その二人については最高でした。二人の駆け引きは永遠に見てられる。ハルのキモ可愛い系という新しいキャラも良かった。あとは個人的に水羽が可愛くて好き。普段は孤高を気取っているが本当はコミュ障のギャップ萌えが良かった。

システム:C

必要最低限はそろっているけどちょっと物足りない感じ。2008年頃なら普通なのかも。

H度:C

正直Hシーンについて特に印象はない。それぐらいシナリオが良かった。

プレイ時間:35h

プレー時間は約35時間。各章5~6時間ぐらい。正直あっという間に終わる。

コメント

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