「はつゆきさくら」評価と感想

「はつゆきさくら」の評価と感想

評価

ブランドSAGAPLANETS
発売日2012年
ジャンルシナリオ系、音楽系、純愛系
総合評価A-
評価内訳音楽:A シナリオ:A- 絵:B 演出:C キャラ:A- システム:B H度:B 時間:30h

あらすじ

 ウサギと少女に出会った不思議な冬物語
 
 「河野初雪」は、白咲学園3年生。進学校には珍しい不良生徒。
卒業が危ないと言われ、今日も嫌々授業に顔を出す。

今年最初の雪が降った12月。
初雪は旧市街の一画で、真っ白なドレスを着た美しい少女に出会う。
雪に降られながら、少女は一匹のウサギを探して街をさまよっていた。

一夜の不思議な出会い。

そして数日後。学校にドレスの少女、「桜」が転校してくる。
最後の冬へ、初雪を連れて行くために。

めぐる春夏秋冬。
終わる1095日。
やがて冬を越えて、春が訪れる頃。
ついに積もることのなかった雪の思い出を抱いて、少年は立ち尽くす。

初雪から桜まで 卒業おめでとう

●曲名:Presto 歌手:KOTOKO

●曲名:HesitationSnow 歌手:fripSide

ギャラリー

●絵師:ほんたにかなえ、とらのすけ、ちまろ 

キャラクター

河野 初雪(かわの はつゆき)
本作の主人公で、白咲学園の3年生である少年。進学校である白咲学園では珍しい不良少年である。カフェの店長代理を務めている。学園への出席率が低くて卒業できるかどうかが怪しいため、いやいやながらも学園に通っている。爆発事件で廃墟となったホテルに住んでいる。口が悪く、ヒロインに対しても優しく接しない。複数の幽霊に取り憑かれており、それらからゴーストチャイルドと呼ばれている。

玉樹 桜(たまき さくら) CV.山羽みんと
白咲学園3年生。 3年目の冬という半端な時期に転校してくる美しい少女。はぐれの主人公にも物怖じせず積極的に話しかけてくる。天真爛漫で、ちょっと変わっている。ちゃんと学園生活を送ったことがないらしく、友達・授業・放課後……全てが新鮮に感じられるらしい。卒業間近の慌ただしい生活を無邪気に楽しもうとする。“ネム” というウサギを常に連れている。探しものがあって、この街にやって来たと言うが……。

小坂井 綾(こざかい あや) CV.佐本二厘
初雪がバイトをしているカフェのウェイター。
1つ上の白咲学園の卒業生で、生徒会長を務めていたほどの才媛だが、受験に失敗して浪人をしている。いつでも誰に対しても穏やかな対応を見せるが、どこかとぼけて真意が掴みづらいことがある。初雪とはクラスメイトたちに比べると、親しい様子が感じられる。過去に何かあったらしい。

あずま 夜(あずま よる) CV.桐谷華
駅前の屋外スケート場でよく練習をしている少女。 白咲学園2年生。
スケートの実力はかなりのもので、噂では昔、世界選手権の候補にもなっていたという。学園では、気立てが良く友達も多い人気者。ある事件により初雪を警戒しており、玉樹や希におかしなことをしないようにと、おせっかいを焼こうとする。

東雲 希(しののめ のぞむ) CV.杏子御津
白咲学園1年生。 一見間が抜けてそうで、実際かなり間が抜けている。
進路指導委員長という面倒くさい役職を教師に押しつけられ、ワタワタしつつも、学園のちょい悪学生の進路の相談にのろうとがんばる。少しやんちゃな男の友情に憧れているらしく、尊敬している初雪に暑苦しい関係を求めてくる。

シロクマ(しろくま) CV.涼屋スイ
初雪がバイトをしている喫茶店を訪れ、受験のために合宿を始めるという謎の少女。ロシアからやって来たシロクマだと流暢な日本語で言い張るが、素性は不明。極端な世間知らずで、なんでも他人に頼らないと出来ない。シロクマというよりウサギみたいな子。

感想

音楽:A

 この作品の一番の良かったところといっても過言ではない程良かった。まず、ボーカル曲の豊富さとそのどれもが最高。特に良かったのがOP曲の「Presto」「Hesitation Snow」、ED曲の「GHOST×GRADUATION」、挿入曲の「メリーゴーランドをぶっ壊せ」が良かった。あれ?…厳選したつもりだけど全部紹介してしまった…。
 BGM曲だとやはり「freak of nature start」が印象的ですね。プレイ後はしばらく口ずさんでいた。ちなみにはつゆきさくらの曲はカラオケにあるのでよく歌う(笑)

シナリオ:A-

シナリオの流れは以下の通りです。
プロローグ→綾or夜or希orシロクマ→桜
綾√は主人公との過去編があるので先に攻略するのをおすすめ。

 この作品は「卒業」をテーマにした作品なだけあって、各√キャラが卒業するまでを丁寧に描かれており、最後の「卒業」で必ず泣かされるといった作品となっている。最初は「卒業」でいくら泣けると言ったって普通のラブコメ系かなって思っていたが、良い意味で裏切られた。復讐とか物騒なこと言いだすし、シリアス展開めっちゃ出てくるしでびっくりした。しかし、日常パートでキャラたちの掛け合いがとても面白く、シリアスを感じさせなかった。それによりメリハリがついたというか、日常パートが楽しかった分最後の展開で余計に泣かされた。また最後では、単純な「ハッピーエンド」で終わらせない終わり方も賛否両論ですが個人的に凄い好きだった。この作品は最後の終わり方が苦手という人もいますが個人的にはおすすめしたい。

絵(グラフィック):B

 絵はとても可愛らしい感じの絵で良かった。物語のキャラのイメージと見事にマッチしておりドストライクだった。あと、物語的にシリアス展開が多かったが、キャラが可愛いおかげで乗り切れた気がする。

演出:C

 BGMで演出が底上げされているイメージ。グラフィック面での演出は特に印象がない。問題点を挙げるなら戦闘シーンが稚拙すぎる点。どれも「バニッシュだ」→「ズシャアアアアア」で終わりはやめてほしい。

キャラ:A-

 まず夜と綾が可愛すぎる。この二人の可愛さだけは別格。この二人がいるだけで最高評価。まあ、冗談抜きで評価するとキャラ全員が良い味出している。日常シーンなどはつまらなくダレる印象があるがこの作品に限ってはそんなことなかった。シナリオのボリュームが丁度良いこともあったと思うがそれ以上にキャラ同士の掛け合いがとても面白く終始飽きずにプレイできた。
分かり切ってると思うが好きなキャラは綾=夜>超えられない壁>桜>シロクマ>希

システム:B

特に問題点はない。前の選択肢に戻るがあったのは便利だったかも。

H度:B

夜と綾の可愛さが十分に出ていたHシーンだった。二人が好きすぎて加点気味かも(笑)

プレイ時間:30h

プレー時間は約30時間。シナリオ的に丁度良く、日常パートであまりダレることはなかった。

コメント

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