「装甲悪鬼村正」評価と感想

「装甲悪鬼村正」の評価と感想

評価

ブランドNitroPlus
発売日2009年
ジャンルシナリオ系、バトル系、ダーク系
総合評価A
評価内訳音楽:B シナリオ:A 絵:A- 演出:A キャラ:A システム:A H度:B- 時間:70h

あらすじ

 ――これは英雄の物語ではない。
 超能の鎧「劔冑」を駆る戦士「武者」が戦場を席巻する世界。
 非公式の警官を称する男・湊斗景明は、赤い劔冑「村正」を纏い、ある時は卑劣な連続殺人犯に、またある時は軍兵の暴虐に挑み、最強の武者たる己の力をもって打倒する。だが決して、彼が正義を称することはない。「鬼に逢うては鬼を斬り、仏に逢うては仏を斬る」――劔冑との合身を果たす時に彼が口にする一句、それは過去を語り未来を予言する、真実の言葉なのである。
 彼は殺すのだ。悪だけでなく、悪に虐げられていた善良な人々をも。……これは驚くべきことであろうか? 否。
 何故なら彼の劔冑の銘は勢洲右衛門尉村正。
 呪われし「妖甲」、かつて大和全土を地獄に変えたことすらある、かの村正なのであるから。

●曲名:MURAMASA 歌手:小野正利 

ギャラリー

●絵師:なまにくATK  

キャラクター

湊斗 景明(みなと かげあき) CV.石川ゆうすけ

物語の主人公。隠鬱な風貌の青年。警官と称して殺戮者「銀星号」を追うが、その過程で奇怪な殺人を積み重ねる。

綾音 一条(あやね いちじょう) CV.海原エレナ

鎌倉市内に住む学生。正義感が異常なほど強く、非道を行う者には力の及ぶ限り挑もうとする。景明と出会った当初は、臆病者ともって軽蔑するが、とある事件をきっかけに景明と行動を共にすることになる。

大鳥 香奈枝(おおとり かなえ) CV.古川華生

流麗な長身を持つ女性。大和の名族大鳥家の娘だが、現在はGHQに所属している。とある任務の最中に景明と出会い、以後彼に好意を示して何それなく近づく。コントラバスの演奏が趣味。

足利 茶々丸(あしかが ちゃちゃまる) CV.金田まひる

大将領足利護氏に仕える四人の公方(将軍)の一人、堀越公方。明るく人懐っこい少女だが、年齢にふさわしくないその地位は、実の父親を殺して奪い取ったものである。ある目的を持って景明に接近する。

感想

音楽:B

OP曲が何度も聞いていると癖になる。物語と同じで和風な感じの曲でそこがまた良い。
BGMも戦闘シーンのBGMが良い感じで臨場感出ていて良いと思った。

シナリオ:A

シナリオの流れは以下の通りです。
第一編→第二編→第三編→第四編→第五編→英雄編or復讐編or魔王編or悪鬼編  
基本的に順番に進むので問題ない。復讐編は選択肢が多いので攻略見るのおすすめ。 

この物語はこの作品のテーマでもある善悪相殺をずっと貫いており、単純なハッピーエンドやご都合主義展開がなかったのが良かった。キャラの緻密な設定と各ヒロイン√の内容の充実さには驚かされた。また、世界観や専門用語、武術の説明が多々あるが絵を使用して理屈を丁寧に説明してくれるのですんなり受け入れることができた点が良かった。ただ、作品のテーマ上しょうがないが人が良く死ぬ。なので、好きになったキャラが死ぬ可能性があるという心構えを持ってプレイしてほしい。あとこの作品の主人公は武術とか使えるので強いのですが、ある意味人間味があり結構苦悩するシーンがあります。そういった主人公が苦手という方には向かないかもしれない。

絵(グラフィック):A-

キャラの絵は個人的には好み。肌の色合い思とかが良いと思う。
あと装甲の絵とかがかっこいいのでとてもそこもおすすめ。

演出:A

まず戦闘シーンが神!普通の演出だとCG一枚に戦闘描写が書かれているだけなのでイメージしづらい。しかしこの作品の戦闘シーンはまず動きがある。キャラが動くので戦闘描写が理解しやすい。また、戦闘シーンが主人公視点や敵の視点からも描写されている場合もありより臨場感を感じることができた。正直2009年に作られた作品とは思えないほどの出来栄え。

キャラ:A

キャラの設定がしっかりしていてそれぞれ個性が出ていた。個別√でしっかり各ヒロインの過去やどうしてこうなったとかの内容が充実していた為どのキャラも魅力的に見えてくる。しかし、一番は茶々丸です。茶々丸>超えられない壁>一条>村正>香奈枝。多分プレイした人にはわかってくれると思う(笑)

システム:A

おまけでこの作品に登場した劔冑(装甲的な物)が全部鑑賞できるのはめっちゃ良いと思った。またテキストがすべて縦読みなので物語の雰囲気に合ってていい感じだった。ただ演出が凄すぎて処理が追い付いていない感じだった。あと、好感度メータシステムが斬新すぎて驚いた(笑)

H度:B-

正直Hシーンはいらないぐらいだった。それぐらいシナリオが良かった。
あと、茶々丸のHシーンやCGが少なかったので減点(笑)

プレイ時間:70h

プレイ時間は約70時間。何も攻略を見ないでプレイするとそれぐらいかかる。選択肢が多すぎる&バッドエンドが多いのでそれに時間がかかる。攻略を見たら約50時間ぐらいのイメージ。

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